キャリアアップ

専門医は必要ですか?

最近は「学位って必要でしょうか?」と聞かれることはめっきり減りましたが、代わって「専門医って必要でしょうか」と聞かれることがあります。

専門医を持っているからといって給料が上がるという病院は少ないのではないでしょうか。少なくとも私は聞いたことがありません。

ただ、いわゆるハイパー病院への就職を考えるのなら「持ってた方が断然有利です」と答えています。

最近はHP上に勤務医師の顔写真入りのプロフィールや学歴、職歴を掲載している病院が増えていますね。部長クラスの先生は、プロフィール欄を埋め尽くさんばかりの専門医や肩書きを持つ先生も少なくありません。

一方で「○○プロバイダー」とか「○○コントロール ドクター」「○○研修終了」などを載せている先生を見ると、ちょっと痛々しい感じがします。

専門医は一定の研修期間にプラスして試験をクリアしていることに価値があるわけで、個人的には、研修を2-3日受ければ発行される肩書きは無価値だと思っています。

これらの肩書きは学会や協会の資金集めのためのビジネスですので。

また、「名医○○人」、「一流病院○○選」などの肩書きは出版社にお金をだすことで買える(掲載される)ので価値ないものと思っています。

むしろこういうことをプロフィールに載せているのも、見る人が見れば痛いですね。

肩書きや専門医は、取得することが難しく希少だからこそ価値があり、自己ブランディングに貢献するのだと思います。

100人に一人しか持っていない専門医であれば1/100の存在であることの証明になりますよね。
そこで考えたいのが専門医の組み合わせです。

例えば専門医を3つ保有する場合の価値を考えてみましょう。

「内科専門医」と「消化器病学会専門医」、「消化器内視鏡専門医」の組み合わせはどうでしょうか?

結構「ありがち」な組み合わせな感じがしませんか。

一方で「内科専門医」「救急専門医」「循環器専門医」の組み合わせや「精神科専門医」「麻酔科標榜医」「皮膚科専門医」の組み合わせはあまり例がないのではないでしょうか。

いずれも医師としての希少性を上げることに大いに貢献するとは思いますが、医師としての市場価値を上げるのはどちらでしょうか?

前者の先生は、カテ室以外にもERやICUでも活躍していそうですよね。一方で後者の先生は、3つの専門医の共通性がかけ離れ過ぎていて活躍しているイメージがわいてきません(実在していれば申し訳ありません)。

「医師としての市場価値」をあげるためには、専門医は保有していた方が有利だというのが管理人の考えです。さらにその組み合わせを工夫することで、藤原和博さんのいう「100万人に一人」の貴重な勤務医になることも可能になるのだと思います。

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