キャリアアップ

教授の条件

私がまだ医学部教授を目指していた頃の話です。某学会の理事会の後、開業医の先生とサシ飲みをした時のお話です。

その先生は学会でも活躍されている一方、新しい発想で他のクリニックとの差別化に成功し、年間数億円の収益を上げている先生です。開業して明らかに成功されているので、さぞや医師人生に満足されているだろうと思うのですが、大学勤務医時代は臨床と教育に没頭する(せざるを得なかった)あまり、研究に対して不完全燃焼だったことに後悔を感じているようです。そんなこともあってか、学会で頑張っている若手を見かけると、豪華な食事や飲みに誘ってくれます。

この時も学会総会前の理事会が終わった後に、夕食でも食べながら二人で飲もうということになりました。ホテル最上階の高級感あふれるレストランで、メニューの中で最も高いコースを堪能させて頂き、料理にペアリングされたワインを2本くらい空けた頃だったと思います。

「教授の条件って何だと思う?」

突然の謎かけ的質問。

教授を目指している以上、毎日のように考えていたことではありますが・・・

酔いが回ってきたこともあり、常々思っていたことを思わず口走ってしまいました。

「やっぱ、『カッコいい』ってことじゃないっすか!」

やばかったか?こういう一休さん的な謎かけに対しては、もっと慎重に、気の利いたことを言うべきだったか・・・

oh_my_god

皆さんは教授、特に医学部の臨床教授になるための資質として最も重要なものは何だと考えますか?

  • NEJMなどのハイインパクトなトップジャーナルに次々と論文を掲載させる論文力?
  • 独創的な研究を創造し、科研費を鉄板で取り続ける研究推進力?
  • 企業からの研究費を獲得して潤沢な医局費を稼ぎ出す外貨獲得力?
  • 難しい手術や特殊な検査などで発揮されるゴッドハンド?
  • 学内、院内を上手に立ち回る政治力?
  • 大学病院内でトップクラスの診療報酬を稼ぎ出す経営能力?

おそらく教授選では、上記に於いて如何に自分が優れているかをアピールすることが重要なのではないかと思います。

でもそんなこと、あえて口に出さなくても誰もが考えていることなのではないかと、その時は思いました。

若干の冷汗をかきながらワイングラスを置くと・・・

「ハハハ お前らしい。俺は『夢を提供できるか』だと思うな」

皆さんはどう考えますか?どんなボスの下で働きたいと思いますか?

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